好き、でいること。
木曜日はオフ。
昔はオフも何も休みだらけだったのに、この頃はオフ日だなんてえらそうになったものです。
喉の疲れを取るために練習は我慢して、コツコツ家族のご飯を作ったり、事務仕事をしたり。1日休むと声帯がほっとしているのを感じます。
この夏は、何故だか音楽業の先輩方にお誘いをいただくことが多く、ビール片手に、或いはコーヒー片手に、お話を聴かせていただく機会がありました。
やっぱり餅は餅屋、この仕事の悩みはその世界で生きて来た先輩に話を聞くのが一番なのでした。
自分なんかのために時間を取って下さって、響く言葉を沢山いただいて本当に感謝です。
音楽を演奏することで生計を立てること自体が目標だった時代もありましたが、
いつの間にやらその場所に立って見るとそこは目標地点でもなんでもなく、長い長い道のスタート地点に過ぎないのでした。
一体自分はこの都で三線片手に何をするのか。
そんな時、オファーいただき屋形船をやらせていただいたのは良き機会でした。船上で見た沖縄に行ったことも無い人々の笑顔、もちろん中には沖縄大好きな方も。
自分は東京の人々と東京を訪れる方々に三線を奏でて喜んでもらうことをもっと真剣に考えて行こうと思いました。
そして、出会った方々が沖縄行きのチケットを買って、島で素晴らしい音楽に出会ったら、願ったりのことです。
けれどもどこへ向かっても、沖縄唄が大好きな原点はきっと変わらずにいるはず。
「好き」の気持ちこそがエネルギーの源なのですから。
ブレずに、進みます。