名古屋「大甚」、名酒場。
出張では体調を崩しやすいので初日はホテルでゆっくりしていようと思ったのですが、やっぱり一杯だけ…と、てくてく歩いて大甚本店へ。
飴色に染まった店内は全員相席、メニュー表も無くツマミは置いてあるものを好きに取って。
夕食は仕出し弁当で済ませたので、軽く出汁巻と百合根をアテに。巻き簀でキュッと締められた美しい出汁巻は丁寧な味です。
「どちらからですか?」といつの間にかお隣の方とお喋りしつつ、樽酒の燗をちびり、杉樽の香りがふわり。
手に手にお銚子を傾ける人々の寛いでいる様子はなんだか昔の家の囲炉裏端みたいです。
お勘定は大きなソロバンで、お銚子と皿の数を数えてパチリ。
創業110年。一人旅の止まり木に、こんな良いところは無いですね。